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労働安全衛生法により、常時10人以上50人未満の労働者を使用する事業場では、業種に応じて「安全衛生推進者」または「衛生推進者」を選任しなければなりません。

選任の要件のひとつに、「都道府県労働局長の登録を受けた者が実施する講習を修了した者」があり、当社が実施する安全衛生推進者・衛生推進者養成講習がこれに該当します。

安全衛生推進者・衛生推進者は、事業場内における労働者の安全衛生を確保するための中心的な役割を担いますので、安全衛生に関する実務経験がない方や、経験期間が要件を満たさない方は、本講習の受講が必要となります。

当社では2021年よりEラーニングを活用したオンライン法定講習を導入してきました。

しかし、従来のシステムでは本人確認や受講管理が人手に依存し、不正防止や法令遵守の面で限界がありました。

さらなる事業拡大と信頼性向上を目指し、新たなAI認証システム「ONLINE FACE®」の導入に至りました。

1．本人確認の信頼性向上
これまで担当者の目視に頼っていた本人確認業務を、AI特許技術による顔認証に置き換えることで、不正受講のリスクを大幅に低減。

不在検知や不正操作の自動監視機能も搭載し、法定講習としての信頼性を高めました。個人情報も厳重に保護されており、安心して運用いただけます。

2．受講管理の自動化と業務効率化
身分証提出確認や案内送信といった工程をシステムが自動化。最小限のスタッフで安定運営が可能となり、開催頻度や柔軟性も向上しました。

3．受講者の利便性向上
従来のEラーニングに比べ直感的なUIを採用し、マニュアル不要なほど操作が簡便に。

ログインから修了証ダウンロードまで一貫してスムーズに行え、受講者からも好評を得ています。

現在、当社では「安全衛生推進者養成講習」をはじめとし、以下の法定講習にもONLINE FACE®を導入済みです。

・派遣元責任者講習

・安全管理者選任時研修

・衛生推進者講習

・ストレスチェック実施者養成研修

これらの講習はいずれも、受講者の本人確認の厳格さと、適正な修了管理が求められる法定講習であり、ONLINE FACE®の導入によって、より安心・安全な受講環境の提供が可能となりました。

今後は、Eラーニング対応講習のさらなる拡充を図るとともに、当社が展開する他の研修分野にも積極的にONLINE FACE®を導入し、教育全体のデジタル化（DX）を加速させてまいります。

また、試験問題を含む講習の対応も視野に入れ、より高度かつ柔軟な研修プログラムの実現に向けて取り組んでいく方針です。

引き続き、社会的ニーズの高い領域において、安心・信頼のある教育提供体制の構築を目指してまいります。