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株式会社ウェルネット 様
労働現場の安全衛生を守る人材育成を、より厳格かつ効率的に「衛生推進者講習のDX」
衛生推進者の育成を支える新たなデジタル基盤、企業の安全衛生体制強化を後押し。
ONLINE FACE®導入にあたって
講習名:衛生推進者養成講習
労働安全衛生法により、常時10人以上50人未満の労働者を使用する事業場では、業種に応じて「安全衛生推進者」または「衛生推進者」を選任しなければなりません。
選任の要件のひとつに、「都道府県労働局長の登録を受けた者が実施する講習を修了した者」があり、当社が実施する安全衛生推進者・衛生推進者養成講習がこれに該当します。
安全衛生推進者・衛生推進者は、事業場内における労働者の安全衛生を確保するための中心的な役割を担いますので、安全衛生に関する実務経験がない方や、経験期間が要件を満たさない方は、本講習の受講が必要となります。
導入背景
当社では、2021年よりEラーニングによるオンライン法定講習の導入を開始いたしました。
従来のシステムでは、受講者の本人確認や受講管理に関して人手に頼る部分が多く、不正防止や法令遵守の観点からも課題が残されていました。
今後のさらなる事業拡大を見据え、より信頼性の高い本人確認および不正対策機能と、運用の効率化を同時に実現できる新たなシステムの導入が求められていました。
導入効果(経過状況)
■ 本人確認の信頼性向上
従来のEラーニングシステムでは、受講者の本人確認を担当者が目視で行っており、第三者によるなりすましなどの不正受講リスクが懸念されていました。特に、法定講習では「受講者本人が正しく研修を修了していること」の証明が非常に重要です。
今回導入したONLINE FACE®では、AI特許技術を活用した顔認証システムにより、受講者の顔と身分証明書写真の一致確認、さらにログイン時、受講開始時、受講中の本人確認を自動で実施します。加えて、離席や不正受講(早送りツールの使用、不正ブラウザ操作など)も自動で検知されるため、常に厳格な監視体制を維持できます。
これにより、不正受講の抑止効果が大幅に向上し、法令遵守に則った信頼性の高い運営が可能となりました。また、これらの情報は適切に管理されており、個人情報保護にも十分配慮された仕様のため、安心して導入・運用できています。
■ 受講管理の効率化
これまでは、身分証明書の提出確認や受講者の本人確認、案内メールの送信など、多くの工程を手作業で行っていたため、人的リソースの限界からオンライン講座の開催数にも制約がありました。
ONLINE FACE®の導入により、これらの業務が自動化され、管理業務の大幅な省力化が実現しました。その結果、少人数でも安定した運営体制が維持できるようになり、継続的かつ柔軟な講座運営を実現しています。
■ 利便性の向上
従来のEラーニングシステムでは、操作が複雑だったため受講者に対して数十ページに及ぶ受講マニュアルを作成・配布していましたが、操作方法に関する問い合わせが多く、対応コストが課題となっていました。
ONLINE FACE®では、直感的でわかりやすいUIにより、受講者はログインから本人確認、講義の受講、修了証のダウンロードまでをワンストップでスムーズに行えるようになりました。受講者からは「迷うことなく最後まで受講できた」「操作がシンプルで安心して利用できた」といった声が多く寄せられており、利便性の大幅な改善が実感されています。
今後の展望
現在、当社では「衛生推進者講習」をはじめとし、以下の法定講習にもONLINE FACE®を導入済みです。
・派遣元責任者講習
・安全管理者選任時研修
・安全衛生推進者養成講習
・ストレスチェック実施者養成研修
これらの講習はいずれも、受講者の本人確認の厳格さと、適正な修了管理が求められる法定講習であり、ONLINE FACE®の導入によって、より安心・安全な受講環境の提供が可能となりました。
今後は、Eラーニング対応講習のさらなる拡充を図るとともに、当社が展開する他の研修分野にも積極的にONLINE FACE®を導入し、教育全体のデジタル化(DX)を加速させてまいります。
また、試験問題を含む講習の対応も視野に入れ、より高度かつ柔軟な研修プログラムの実現に向けて取り組んでいく方針です。
引き続き、社会的ニーズの高い領域において、安心・信頼のある教育提供体制の構築を目指してまいります。